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73回目の三汀忌を迎えます

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久米正雄は1952年(昭和27)2月29日脳溢血で倒れ、そのまま帰らぬ人となりました。

奇しくも死の十日前、病で床に伏せっていた久米が、旧知の俳句仲間である高田保の訃報を受け、その死を弔して打った電報「ハルノユキ ヒトゴトナラズ キエニケリ」が、文字通り辞世の句となりました。

三汀忌は久米正雄の俳号の「三汀(さんてい)」が由来となっています。久米が微笑と苦笑を合せて作った造語「微苦笑」から"微苦笑忌"とも呼ばれています。閏日のため3月1日を周忌日としています。

今年は73回目の三汀忌にあわせて、3月1日(土)を久米正雄記念日として無料開放します。文学資料館では、第25回三汀賞入選作品展を開催、久米正雄記念館では郡山市開成館の出張展示「日本遺産パネル展」を開催しています。ぜひご来館ください。

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