今月の前半、徳定A・B遺跡(田村町徳定)の第7次発掘調査を実施しました。
これまでの調査では、古墳時代~平安時代の集落跡や、中世の遺構などが見つかっています。
今回の調査では、竪穴建物跡が2棟確認されました。
出土した土器の特徴などから、それぞれ古墳時代中期と奈良時代のものと考えられます。
上の写真は、調査区の北側で見つかった竪穴建物跡で、出土した土器の特徴から古墳時代中期のものと考えられます。
当時使われていた食器類が所々に残されていました。
調査区南側で見つかった竪穴建物跡は、奈良時代のものと考えられます。
カマドからは石製の支脚が出土しました。
この上に土器の甕を置いて、煮炊きをしていました。
周りの土は火に熱せられて赤く変色していました。
ここではどんな料理を作っていたのでしょうか。
今から1000年以上前の暮らしのようすがリアルに伝わってくるようです。