横塚古墳群

所在地:横塚一丁目

江戸時代後期に編纂された二本松藩の地誌『相生集』では、横塚村に「古墳」の項目が立てられ「管玉勾玉を掘出せし事あり、こゝも往古貴人を葬りたる処とミえたりと旧事考にミゆ、土人地名を塚毀といへり、是則横塚の名の起りたる故なるへしといふ」と説明されています。
このように、市内横塚に古墳があったことは古くから知られていましたが、令和6年(2024)の調査で古墳に伴う周溝が見つかったことで、その存在が考古学的に確かめられました。
発掘調査した古墳(1号墳)は古墳時代前期の円墳で、直径が約11mあります。また、1号墳の北に隣接する熊野福蔵神社の境内にも、直径約12mのマウンドがあり、これも古墳と推測されます(2号墳)。

西から見た1号墳
熊野福蔵神社と境内のマウンド(2号墳)