令和7年10月10日 正直古墳群第7次発掘調査(その2)
先月ご紹介した、正直古墳群第7次発掘調査の続報です。
現在調査している23号墳の周辺には、正直館跡という中世の城跡が存在し、城に伴う堀跡や土塁なども残っています。
(2枚目の写真について、左側の盛り上がりが土塁、右側の窪み部分が堀跡です)
今回の調査を進めていく中で、正直館の普請に伴い古墳や周辺の地形が改変されていることが明らかになってきました。
23号墳の西側で周溝が発見されました。
ほかのトレンチでも周溝が確認されれば、古墳の直径を明らかにすることができます。
周溝の上には礫の混ざった層が堆積していました。
正直館跡の堀を掘った際に生じた土を埋めたものと考えられます。