安積開拓 入植者住宅
[旧小山家 ]
郡山市指定重要文化財、平成8年(1996)12月26日指定
『安積開拓入植者住宅(旧小山家)』は明治15年(1882)に松山から牛庭原(現・安積町牛庭地区)に移住した「愛媛松山開墾」十五戸の中の一戸で、当時の開拓者の代表的な住宅の形を今に残すものです。
旧松山藩士族の室崎久遠が明治政府から補助を受けて建築し、室崎が転出した後、同じ旧松山藩士族の小山宇太次が入居し、以降、小山家の所有となりました。
この建物は、平成5年(1993)、小山家の子孫により郡山市に寄贈され、安積開拓を顕彰する上で重要であるとして移築復元されました。原野開墾に挑んだ入植者たちの厳しい生活の様子を現在に伝えています。