施設紹介

安積開拓あさかかいたく入植者住宅にゅうしょくしゃじゅうたく
旧坪内家きゅうつぼうちけ

安積開拓入植者住宅(旧坪内家)

 『安積開拓入植者住宅(旧坪内家)』は、明治14年(1881)に鳥取から広谷原(現・喜久田町)に移住した「鳥取開墾社」の副頭取であった坪内元興の住宅で、明治政府が入植者の住宅用に補助金を交付して建築させた五つのランクの規格住宅の中で、最上級である一号家の雛形を元に建てられました。

 坪内家には、明治政府の黒田清隆、奈良原繁、三島通庸が明治18年(1885)10月に、森有礼が明治20年(1887)6月に、品川弥二郎が明治24年(1891)9月に、それぞれ「鳥取開墾社」を視察した際に休憩したことが当時の文書に記されています。

 この建物は平成11年(1999)に坪内家の子孫により市に寄贈され、郡山市制施行八十周年・合併四十年記念事業として安積開拓の歴史を未来に伝えるため、平成16年(2004)10月に移築、一号家住宅の図面のとおりに復元されました。

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